「関東地方が今日、梅雨明けしました!」というニュースを聞いて愕然とした7月・・雨が降ったら「植え付けをしよう」とか「種を播こう」という私達の浅はかさを笑うように広がった夏空を見ながら「自然の厳しさ」を痛感しました。かと思ったら、月の後半からの曇天によって、梅雨明け宣言を撤退するなどどいう状況になってしまうのも人智を超越した自然のすごさなのでしょう。
美味しい野菜は珠樹自然農園で→FARMER'S MARKET
2009年08月11日
オクラはすごいです
2009年07月01日
待ちに待った「にんにく」と「らっきょう」今年は良いですよ〜♪
梅雨のどんよりした天気は、例年と変わりなく嫌な季節ですが、今年の6月は「ゲリラ雷雨」の発生が多く、播種したばかりの野菜の種が突然の短時間集中豪雨で流されてしまったり、畑がプールみたいに冠水してしまったりと右往左往です。畑のある千葉県旭市は「砂壌土」と呼ばれる土で、砂が7割+粘土3割という水はけがかなり良い土なのですが、短時間に土砂降りになると地下に浸透しきれずに溜まってしまうのです。このプール化した水を早急に排水させないと人参などは腐り始めてしまいますし、比較的乾燥した土を好むサツマイモや湿った土を好む里芋さえも生育が滞ってしまいます。梅雨の時期ばかりではありません。台風の時期はしっかりと就寝することが出来ません。雨ばかりでなく、強風によって鶏小屋やビニルハウスが飛ばされやしないか・・田んぼの稲が倒伏して水に浸かってはいないか・・と心配すればキリがないのですが、翌朝、無事な状態を確かめるまでは落ち着きません。話がそれてしまいましたが、今回は、梅雨の最中に収穫を迎える「にんにく」と「らっきょう」について書きたいと思います。
「にんにく」と「らっきょう」は「農薬を使わなければ栽培することは困難である」と学生時代に習いました。その理由として、生育期間が8月に種球根を畑に植えて収穫するのは6月であり、延べ10ヶ月もの間、畑にあることで害虫が発生するリスクが非常に高いということがあげられます。温度が高い時期(秋の植え付け直後と春の収穫間際)に発生する根に寄生する「ネダニ類」、また、春先の低温下において湿度が高い時に発生する「さび病」の両者が壊滅的な被害を及ぼします。
@ 蒸れないようにする:風通しが良い条件を整える
A 土の水はけが良い状態を作る→良質な有機物を土に施す
B 肥料が不足していないか→地上部の葉の色や茎の太さなどをこまめに観察する
ということに気をつけて栽培を行っています。
しかし、普通栽培のように予防のための農薬や殺菌剤、また、発生した後の根絶するための薬剤を全く使用しないので、どれだけ気をつけても発生を完全に抑えることは困難です。ですから、雨が多くなる梅雨入り直後に収穫を前倒しでおこなったり、病害虫が入り込んでしまった株をすぐに撤去したり(食べてしまう)ということにも気をつけています。
昨年は、そろそろ掘り上げようというタイミングからほんの1週間遅れた間にネダニが入り込んでしまい、良品との選別に大きな労力を割いてしまいました。半年以上の間、毎日、観察をし、肥料が不足したらすぐに追肥を行うなど、丹精込めて育てあげた「にんにく」と「らっきょう」をぜひお試しください。
野菜のおいしさ→珠樹自然農園をよろしくお願いします
2009年06月10日
そらまめを「なま」で食べたことありますか?
今年の5月は、雨の時は雨続き!晴れの時は全く晴れというメリハリのある周期的な春特有の天気でした。こういった天候の時期は水の管理が難しく、天気を気にしないで「明日も晴れだろう〜」と野菜へ水をたっぷり与えた翌日に雨になると野菜の病気が発生する危険性が増えてしまいます。そういった不安定な春の気候にあまり左右されない野菜があります。「そらまめ」です。
そらまめは、「蚕豆」または「空豆(天豆と書くこともあります)」と書きます。また、英名では、「Broad bean」です。「蚕豆」の由来は、さやが蚕の作る繭の形に似ているからと言われています。「空豆」は、さやを空に向けてつけるからと言われています。また、英名の「幅の広いマメ」という名称は納得ですが、「おおざっぱなマメ・おおらかなマメ」という異訳があるのも環境に左右されないという意味合いで頷けます。
原産地は、西南アジアからアフリカ北部であり、エジプトでは約4000年前から栽培されていました。しかし、古代ギリシャでは、葬儀に使う豆として不吉なものの扱いを受けていました。日本へは8世紀に伝来し、初夏の風物詩として食されてきました。そらまめは、タンパク質やビタミンB、ビタミンCが豊富であり、鉄分も含まれているので、美肌効果があると言われています。また、食物繊維が多く含まれているので便秘にも効くようです。
そらまめの一般的な栽培方法は、初冬の頃に種まきを行い、葉が5枚くらいで年末を迎えるとたくさん収穫することが出来ると言われています。また、年末頃に、そらまめの植物体の先端を切ると(=摘心といいます)脇から茎がたくさん出てくるので、たくさん収穫することが出来ると言われています。しかし、当農園では一般的な栽培方法を行っていません。というのも、初冬の頃に種を播くとアブラムシがまだまだ元気であり、寒さが厳しくなっていく季節に最後のエサといわんばかり!大量発生してしまいます。そうなると、冬を越えることが出来ずに枯れてしまいます。また、摘心をおこなうとその切り口からウイルス病に感染する危険性が高いです。これらのリスクを回避するために「移植栽培」を行います。初冬にビニルポットに種を播き、年明け早々に畑に移植してあげます。こうしてあげることで、リスク回避になりますが、収穫時期が少し遅くなってしまうことにご理解をいただければと思っております。
美味しい野菜は→珠樹自然農園へ


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